昨今は情報化社会という事もあり、正しいダイエットの方法も大分広まってきた様に思います。
ただ、スーダラ節ではないですが
"わかっちゃいるけど、辞められない"とついつい食べすぎてしまう方も多い様に思います。
今回はダイエットにおける食欲をテーマに扱っていきます。
ダイエットの基本をおさらい
さて糖質制限も脂肪制限もゾーンダイエットも同じ様にカロリーコントロールすればダイエットは成功する。
これは、いわゆる"周知の事実"です。
糖質制限ブームが起きる前、多くのパーソナルトレーナーは糖質を食べながらのダイエットを指導していたはずです。
まぁブームが起きたから、糖質制限ダイエットを採用するトレーナーが増えたというより、この20年で理論が確率されてきたという事も大きいでしょう。
この辺りは糖質制限を推進派の医師の方々の功績も大きいと思います。
「何となく流行ってるから、指導してるだけだぜ!!」という、てきとうなパーソナルトレーナーもいるかもしれませんが
筆者の場合も糖質制限は推奨していますが、糖質を食べながらのダイエットを指導する事もあります。
全てのダイエットにはメリット、デメリットがあり理解した上でセレクトする
これが指導スタンスです。
今回は糖質制限のメリットの1つである食欲について解説していきます。
糖質制限と食欲
食事量を調整していく中で、どうしても出てくる問題が食欲です。
この食欲を抑制するという観点では、糖質制限は、その他のダイエットより優れています。
糖質を制限するという事は、1日の摂取カロリーにおいて、たんぱく質と脂質の摂取する割合が増えるという事です。
この様な食事バランスは食欲を抑制させる効果があると言われています。
糖質制限の食欲抑制メカニズム
さて、そのメカニズムとしては
たんぱく質や脂質が中心の食事となる事により食欲を増加させるホルモンであるグレリンの分泌を抑えられたり、食欲を抑制させるCCK(コレシストキニン)、GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)、PYY(ペプチドYY)などのホルモンの分泌量が増え、食欲抑制に繋がります。
PYYとかCKKとか、GLP-1とか、難しいと思うので食欲を抑える3つの腸(消化管)ホルモンと覚えて下さい。
鎮守腸廊
CCK・PYY・GLP-1
また糖質制限は、糖質の中でも食欲向上の原因となるフルクトースの摂取が減る事も関係していると思われます。
バンコクで糖質制限ダイエットを指導してきたお客様からも、
「食欲が減った。」という声は非常に多く、また筆者自身のダイエット経験からも間違ってはいないと思います。
ちなみに、このグレリンというホルモンは心理的な要因によっても影響があり、その辺りはまた別の機会に解説します。
本日は以上です。
年末年始は太りやすいシーズンです。
ダイエットを頑張ってきた方は、このタイミングをお休み期間にしている方も多いものですが、「1年間ずっとお休み期間だったぜ」という方は、今日から食事を見直してみても良いかもしれませんね。
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