ヘックスバーの魅力について解説します
タイのフィットネスクラブ、ジムでは
日本と比較しフロア・デッドリフトを許可している施設が多く男性だけでなく女性も元気にフロア・デッドリフトを頑張っている方が多いです。
(フロア・デッドリフトとは床から行うデッドリフトの事です。)
そういった環境という事もありタイではヘックスバーを設置しているジムが多いように思います。
バンコクの有名所でいうとVirgin ActiveやMusule Factoryにも設置されています。
今回はそんなタイで見かける事も多いヘックスバーの魅力について解説していきましょう。
ヘックスバーとは
ヘックスバーとはヘックス、六角形に囲まれたバーベルの事です。
この珍しい形をしているヘックスバーは約30年ほど前に登場しました。
(元々は四角形だったので厳密にはヘックスでは無いのですが)
最近になってYouTuberの方が取り上げられたりして再注目されていますが、昔ながらのトレーニングセンターや体育館に設置されている事も多いのです。
ヘックスバーについてはダンベルやバーベルエクササイズと比較すると
エビデンスは多くは無いんですが、いくつかは存在しております。
ヘックスバーの効果
ヘックスバーでデッドリフトを行う事で
重心近くに負荷を保持出来るようになり直立姿勢を維持しやすくなります。
その為、腰部の負担が減少します。
また直立姿勢を保持して動作が出来るという事は
動作の中で膝関節の動きが増え
大腿四頭筋の刺激が増すという事にもなります。
これはエビデンスでも証明されていて
研究論文によるとヘックスバー・デッドリフトとフロア・デッドリフトを比較するとコンセントリック、エキセントリック両局面で外側広筋の活動量が増すという結果となりました(*1)
「効果が増すのは外側広筋だけなのかしら?」
という疑問も出てきますが、
前述の研究論文を読むと実は大腿四頭筋の残りの3本である中間広筋や内側広筋、大腿直筋に関しては測定を行っておりません。
これらの筋群も同じ膝関節伸展作用を持つ筋肉ですので(筆者の機能解剖学的な推測ではありますが)測定をしていれば外側広筋以外の3本の大腿四頭筋も同様に刺激は増すと思われます。
その他の筋肉の結果については大腿二頭筋、脊柱起立筋に関してはヘックスバー・デッドリフトよりフロア・デッドリフトの方が刺激が強かったようです。
ヘックスバーの場合にはデッドリフトの際、身体を直立させやすくなりますので(腰部の負担減少)その結果、大腿二頭筋や脊柱起立筋の刺激は下がる。
これは不思議な事ではありません。
ヘックスバー・デッドリフトの取り入れ方
タイの駐在員の方は運動不足で肩周りにトラブルを抱えていて
スクワットでバーベルを担ぐと
「肩が痛い」という人も多く、
その場合の代用種目として
ヘックスバー・デッドリフトを取り入れてみるのは良いと思います。
また「肩は怪我していないけどスクワットはキツくて続きません。」という方にもお勧めです。
是非お試し下さい。
今日のまとめ
ヘックスバー・デッドリフトは
・腰部の負担を減らしデッドリフトが出来る
・大腿四頭筋の刺激が増す(スクワット要素が強くなる)
・肩が痛くてスクワットが出来ない方の脚のトレーニングとしてもお勧め
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