バンコク在住パーソナルトレーナーあき大野公式ブログ@タイでパーソナルトレーニング

ステイホーム中に筋トレをしたくない人はストレッチを

ステイホーム中に筋トレをしたくない人はストレッチを

ストレッチ

 4月26日よりタイの首都バンコクでは全てのフィットネスクラブは閉鎖となり、もう少しで2週間となります。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

前回の記事では普段トレーニングを行っていた方が
ステイホームにてトレーニングを中断し筋肉、筋力が低下した場合にも
再開したら筋肉はすぐ戻るというお話をしました。

前回の記事はこちら

 しかし筋肉の低下を防ぐには自主トレーニングを行った方が良い。

今回はわかってはいるけど自宅だとなかなか運動は出来ないという方へお勧めの方法をお伝えします。

 

 

ストレッチによるデイトレーニングの影響を調べた研究

実はストレッチには準備運動や疲労回復だけでなくディトレーニングによる筋委縮を防ぐ効果があるのです。

これは20年前、筆者の学生時代から効果があると言われていた事なのですが
その当時は動物実験での研究でした。

そこで今回は2010年に男子大学生を対象に行われた国際武道大学の山本利春先生の研究(※1)をご紹介します。

概要

この研究では事前にスクワットやレッグエクステンションといった筋力トレーニングを行い筋肉を付けてから筋力トレーニングを中止し

  • ストレッチを行った場合の脚
  •  ストレッチを行わなかった場合の脚

と分けました。要は片側の脚だけストレッチを行ったという事ですね。

ディトレーニングの期間は12週間です。

ストレッチについては10分×2セットとかなりの長時間ですね。

 

 

結果

ストレッチを行っていた脚についてはストレッチを行っていない脚と比較し筋肉の減少を抑制する事が出来たという結果となりました

この結果については研究ではストレッチによる
IGF-1の分泌や
筋肉細胞の分解を抑制するカルパインの活性化によるものではないかと考察されています。
またディトレーニング時の研究ではないのですが
Journal of Strength and Conditioning Researchに掲載された研究(※2)によると

10週間のふくらはぎのストレッチプログラムで
ふくらはぎの筋力が向上したという結果が出ております。

この記事を書いているのが5月8日。
バンコクはステイホーム期間中です。
運動不足だけど筋トレをするモチベーションが上がらないとお悩みの方は
是非ストレッチだけでも行ってみて下さい。

一般の方にお勧めのストレッチ本。

こちらはスポーツ指導者向けの書籍です。

 

 

 

(※1)ディトレーニング中のストレッチングが筋量に及ぼす影響

(※2)A 10-week stretching program increases strength in the contralateral muscle

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