タイ・バンコクのトークセン使いの大野です。
今回はトークセンの最新データをご紹介します。
最新テータでは無く最新データの紹介です。
テータvs第四王子ツェリードニヒのネタバレ速報ではありません。
トークセンについての過去記事はこちら
トークセンの効果 最新データをご紹介します
今回ご紹介するのはチェンマイ大学医学部にて実施された4名の症例報告です。
症例報告という形にはなりますがトークセンは研究データが、かなり少ないので貴重と言えそうです...
トークセンとはランナー王朝時代から受け継がれてきたタイ北部の伝統マッサージです。
体内の風の流れやエネルギーライン(セン)へアプローチするマッサージ法でもあり、今回紹介する引用元には書かれていませんが悪魔祓いの意味合いもあったと伝えられています。
この辺りは「タイには、そういう伝統があったのか。」くらいに捉えて頂ければと思います。
現代ではトークセンによる筋肉への振動作用が
筋膜の癒着や筋緊張の改善に効果がありと考えられているようです。
実施方法
2週間以上の肩の痛み
少なくとも1つの局所トリガーポイントまたは筋緊張を持つ男女4名。
(男性25歳、44歳、女性32歳、45歳)
トークセン有資格者のセラピストが
僧帽筋上部の横走行方向に沿って、C7の棘突起の側までトークセンを実施。
これは多くのタイ古式セラピストがトークセンを行う際のテクニックの1つですね。
Visual Analog Scale(痛みのスコア)
超音波による検査をトークセン施術前、施術後に実施。
結果
4名全員
- Visual Analog Scaleが減少
- 超音波上の僧帽筋の筋厚が変化
という結果となりました。
ちなみに使用されたのはゴム製のハンマーだったようです。
実はタイでもトークセンをゴム製のハンマーを使ってる医師やセラピストはいるのですが、個人的には木製のトークセンで試してほしかったなとも思います。
まとめ
現場でトークセンを施術しているセラピストにとっては当たり前すぎる話だったかもしれません。
ただ、現場の経験上は効果を体感している事だとしても(今回は症例報告ですが)科学的に証明されていくという事は重要です。
これはボディメイクの世界も同じですね…マニアックなテーマになればなるほど時間はかかります。
またトークセンについて情報があればシェアしていきたいと思います。
日本で販売している書籍では、こちらがトークセンについて解説されております。
(トークセンがメインの書籍ではありません。)
こちらは英語の書籍になりますが、トークセンについて詳しく解説されています。お勧めですよ。
引用 ผลกระทบของการบำบัดด้วยความหนาของกล้ามเนื้อ ตอกเส้น ไทยบนพื้นรองเท้าด้านบน