今回の記事では加圧トレーニングとダイエットについて解説してまいります。
Q.加圧トレーニングってなぁに?
加圧トレーニングとは腕や脚にベルトを巻き血流を制限した状態で行うトレーニングの事です。その状態で運動を行う事で高いレベルの成長ホルモンの分泌が期待でき日本でも10年程前にブームが起こりました。
成長ホルモン(growth hormoneことGH)とは脳下垂体前葉から分泌されるホルモンでコラーゲンの生成を高めるといった美容効果だけでなくダイエットにも効果がある事は研究で確かめられております。
筆者は10年前は東京に住んでいてその当時、
加圧トレーニングインストラクターの資格を取得したのですが(当時の資格費用は200万円でした。)
都内には本当に多くの加圧トレーニングを指導するパーソナルトレーニングジムがありました。
しかし筆者がパーソナルトレーナー活動をしていく中で
「加圧トレーニングスタジオに通ってみたけど痩せなかった!」という声もよく耳にしてきました。
ダイエットに効果があると宣伝されているのにダイエットを失敗してしまう…
これは、どういう事でしょうか?
加圧トレーニングでダイエットが失敗した原因は
いきなり答えをお伝えしますと
確かに成長ホルモンはダイエット効果があります。しかしそれだけでダイエットが達成出来ると思ってはいけないという事です。
本格的なダイエットを行う場合、成長ホルモンの分泌も重要ですが、ダイエットにおける総合的なアプローチを行っていかなければなりません。
先ずダイエットの基本として
1日に食べたカロリーより
1日に消費したカロリーが上回れば痩せる
という事実は抑えておかなければなりません。
消費したカロリーとは、ダイエットをしていると耳にする基礎代謝の数値だけでなく1日の生活においての活動量も含めて考えます。
脂肪を1kg落とすのに必要なマイナスカロリーは7200kcalです。
これを1か月(30日)で落とす計画なら
1日約240kcalのマイナスを作らなければなりません。
日本でもブームとなり多くの方が通われた加圧トレーニングのジムの指導時間は20〜30分と、短時間を売りにしていた所も多かったのです。
お客様のニーズとしてはトレーニングが早く終わるのは魅力的にも思えますが消費されるカロリーとしては少なくなります。
成長ホルモンだけではダイエットは駄目なのだ
また成長ホルモン分泌だけを追求した結果、短時間に加え加圧ベルトを巻き
腕のトレーニングだけしかしないで終了というケースも出てきました。
短時間に腕だけを鍛えた場合も、
成長ホルモンが高分泌されるというのも事実です。
(これ自体は凄い事だと思います。)
しかしカロリー消費を考えた場合、
短時間な上に上半身の腕だけのトレーニング。
これだと消費カロリーが高い運動とは言いにくいでしょう。
そういう意味では脚のトレーニングは大切と言えますね。
ダイエット計画を立てる時には、このカロリーのバランスを考慮しないといけません。
あとは「計算通りにダイエットを行っているのに痩せない...」といった場合の
痩せない原因の一つに内臓のコンディションが悪いといった原因があります。
ダイエットと同時に内臓の環境を整えるといった問題にも取り組む必要が出てきます。
加圧トレーニングはダイエットに有効なトレーニング法である事は間違いないです。
成長ホルモンの高分泌もありますし、
その他にもアドレナリンやノルアドレナリンというホルモンも分泌されます。
これらはダイエット効果が期待出来るホルモンです。
また筋肉痛も起きにくい為、頻度を高めてトレーニングを実施する事が出来ます。
今回のテーマでもあります加圧トレーニングで痩せられなかったという人の場合は、
1日に消費したカロリー量は食べた量より上回っていたか?
そこを見直してみると良いでしょう。
本日のまとめ
- 成長ホルモンにダイエット美容効果はある
- 加圧トレーニングでは成長ホルモンを始めダイエットに有効なホルモンは分泌される
- ダイエットには総合的なアプローチが必要
- 日々のカロリー管理、食べる物の改善
- 生活活動強度の見直し
- 内臓の環境を整える
加圧トレーニングについてもっと詳しく学びたいという方はこちらの書籍がお勧めです。
10年近く前の書籍ですが、2021年現在でも1番加圧トレーニングについて詳細に書かれた書籍です。
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